私たちについて

【概要】

一般社団法人 office ひと房の葡萄(以下法人) は子どもの社会的居場所事業の施設ぐれいぷハウスを運営しています。運営は法人の理事および法人外のサポーターによって行われています。理事も法人外サポーターも尼崎市の学習支援事業に指導員として参加した経験者です。

【設立の経緯】

もともとこの法人は尼崎市の学習支援事業の受託を目指して設立しましたが、2018年3月に行われた尼崎市への申請は通りませんでした。ぐれいぷハウスはこの事業のための教室の一つとして準備したものですが、受託できなかったため学習支援事業そのものよりも、学習支援事業を終了した高校生たちの中途退学防止と学習支援に軸足を移しました。子どもの社会的居場所事業をメイン事業として、学習支援事業・哲学的対話事業を行っています。 高校生たちの居場所として、全日制、定時制、通信制の子どもたちが集まって来ています。無論、小学生や中学生も来ています。 高校生がアルバイトなどを始めるにあたり、適切な労働環境の提供と仕事体験をすすめるインターンシップ事業を行っています。親業の社会化事業を始めようとしています。

【運営費】

法人及びぐれいぷハウスの運営費は、ぐれいぷハウスで行う事業収益、寄付およびぐれいぷハウス参加費で賄われています。主な収益事業は「学習支援 げんき!」です。これは小・中学生の学習支援事業で尼崎市の行う事業とは異なり有償です。このほか読書会、哲学カフェ、貸室などを行っています。また、定期的または不定期に寄付をいただいており運営に大きく貢献しています。
収益事業で得られる収益は限られているため、現状では理事の負担によって運営されています。また、法人とぐれいぷハウスの運営に係る人件費は計上できていません。 運営費の問題は、理事の個人的負担から離れられるように事業の拡大や安定した寄付を得るなどの対策が必要となっています。